反射防止膜付きITO蒸着膜
- 光と電気を、同時に通す膜をコートできますか?
- 反射防止機能を施すことは可能でしょうか?
- ITOをコーティングしたのちに、パターン加工はできますか?
- 抵抗値を重視したコーティングは可能でしょうか?
解決!「反射防止膜付きITO蒸着膜」のチャート
匠のポイント
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優れた透過特性とITOによる帯電防止機能の両立を実現
ITO膜(透明導電膜)に、誘電体多層反射防止膜を合わせた高光透過性のITOコーティングです。
仕様に合わせて、波長域に最も適した反射防止膜加工を施すことが可能です。更に、ITO膜の上にアルミやニッケルの金属を、密着性良くコーティングすることも
出来ますので、ガラス表面に電極付を必要とするセンサー類にも適しています。また、パターン加工についても対応可能です。
透明導電膜の特性を利用し、パターンが視認しにくいチップの作成が可能となっています。 -
ITO(透明導電膜について)
透明導電膜 ITO蒸着膜 反射防止機能 ITOと誘電体多層膜の複合成膜が可能です。
※ご要望仕様についても検討致します。透過率例 (AR機能付きITO)/ガラス基板/(AR)にて
透過率~90%以上など実績多数。抵抗率 光学特性仕様の設計に依存します。
上図チャートの抵抗値は、130Ω/□㎝です。
(抵抗率重視の設計も可能です)ワークサイズ 150mmまで対応可能です。 -
ご要望の波長帯での設計・カスタマイズが可能
お客様のご要望の波長領域に合わせた設計・成膜(コーティング)が可能です。
透過域のみならず、阻止域での制御も重要な要素です。基板の特性やお客様の要望に合わせた設計を行いますので、
お問い合わせ時に、基板種や波長帯をお伝え下さい。 -
部品対応も可能
基板調達から成膜まではもちろんのこと、任意の形状にカットし、
部品化して出荷することも可能です。但し、詳細図面などを頂く必要があります。 -
測定器
出荷時には必ず測定チャートを添付致しますので、ご安心ください。
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クリーンルーム対応
作業環境は成膜から検査までそれぞれ必要なクリーン度を維持したクリーンルーム内作業となっており、
微少膜欠陥(膜中異物等)に対しても万全の体制をとっております。
用途例
- 生体センシングデバイス:
生体信号や生体分子を検知する生体センシングデバイスの製造に使用されます。
生体情報をリアルタイムで測定し、健康状態のモニタリングや医学的な診断に役立ちます。 - バイオセンサー:
センシング部の透明電極として活用されます。体試料中の特定の生体分子や細胞の検出が
可能であり、臨床検査や生物学的研究において有用です。 - 細胞培養基板:
基板の透明電極として採用されます。細胞の成長や挙動をリアルタイムで観察し、
細胞研究や新薬開発に寄与します。 - 生体インターフェースデバイス:
バイオセンシング技術を活用して生体とのインターフェースを形成するために使用されます。
例えば、人体に埋め込まれる医療デバイスや神経インターフェースなどが該当します。