問題解決

匠の紫外線

紫外線反射防止膜(AR)

紫外線を効率よく透過させる!

近年、紫外線光源を使用した製品は増加傾向にあります。

特に新型コロナウィルスの感染に伴い、殺菌・除菌用途での製品展開が増えておりますが
それ以外にも、微細加工や測定・観察の分野においても、利用用途は広がりを見せております。

利用用途の広がりに伴い、当然ながらより効率よく透過させたいという要望は増えておりますが
一般的には、紫外線の制御は難しい技術であることは変わっていません。

安達新産業では、UV-C/UV-B/UV-Aのいずれの波長においても、高い透過率を実現し製造しております。
現在はラインナップも増え、様々な波長帯域での成膜をご提案可能です。是非相談して下さい。

特徴

  • 優れた紫外線透過性

    多層の誘電体膜を成膜することにより、基板表裏面による光の反射を防止します。
    可視光での実績に基づき、紫外線の波長帯域においても、成膜時の制御を行うことで
    高い透過率を実現できます。

    但し、成膜可能な基板が限定されますので、事前に確認が必要となります。
    ご利用される基板の特性を利用し、設計を行う事で最適なフィルターを実現致します。

  • ご要望の波長帯での設計・カスタマイズが可能

    ご利用予定の光源に合せた対応が可能です。

    ご希望の入射角度に合わせカスタマイズした干渉フィルターでの
    設計・成膜を実施することで、高性能な特性を有する反射防止膜の成膜が可能です。

    基板の特性並びにお客様の要望に合わせた設計を行いますので、
    お問い合わせ時にお伝え下さい。

  • 部品対応も可能

    基板調達から成膜まで可能です。
    任意の形状にカットし、部品化して出荷することも可能です。
    但し、詳細図面などを頂く必要があります。

  • 測定器

    出荷時には必ず測定チャートを添付致しますので、ご安心ください。

  • クリーンルーム対応

    作業環境は成膜から検査までそれぞれ必要なクリーン度を維持したクリーンルーム内作業となっており、
    微少膜欠陥(膜中異物等)に対しても万全の体制をとっております。

想定される応用用途は?

測定器

分光光度計、原子吸光光度計、半導体膜厚測定装置、共焦点顕微鏡、DNAシーケンス、フローサイトメトリー、紫外線異物検知

医療

抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置、眼球の研磨・矯正、血管の血栓除去、皮膚表面のシミ取り

微細加工

リフトオフ装置(半導体露光用)、表面改質、親水化処理処理(濡れ性向上)、レーザ加工装置(液晶パネルのアニーリング工程)、インクジェット式プリンター、ウェーハ洗浄、UV硬化装置(光学部品等の接着、液晶パネル周辺の接着)

殺菌処理

医療用、飲食用、オゾン発生効果

ご提案ラインナップ

最適な光学特性や、加工方法をご提案いたします