ロングパスフィルタとは、薄膜による光の干渉を利用し、任意の波長よりも短波長側の光をカットし、
長波長側の光を透過させる光学フィルタです。
必要な波長の光を透過させ、不要な波長の光を反射させることで波長の切り分けができます。

安達新産業では、ダイクロイックフィルターで培った成膜技術により、
リップルが極めて小さく、高い透過率を実現しました。
また、急峻な波長分離性や、複数の透過帯域を持つロングパスフィルターの作製が可能です。

シャープな波長切り分けと高い透過率を得ることができますので、
繊細な光を要求される分析・計測機器、光通信機器、FAセンサー
家電(ホームエレクトロニクス製品)などに幅広く利用されています。

長年の可視域におけるロングパスフィルターの実績に加え、今後の用途拡大において、
アプリケーションの幅の広がりが予想される赤外線の幅広い波長領域における
ロングパスフィルター、ハイパスフィルターの対応に挑戦しております。

安達新産業では、透過する波長の幅や、阻止する波長領域など、
お客様の用途に合わせてカスタマイズ設計を行いご提案いたしますので、
お気軽にお問い合わせください。

• 優れた赤外線透過特性

  多層膜を形成して、その干渉作用により、赤外線を透過するフィルターです。
  独自の成膜技術により、リップルが極めて小さく、高い透過率を実現しました。

• 急峻なエッジフィルター

  設計・成膜の工夫により、急峻な立ち上がりが可能です。
  透過域の確保、阻止域についてもご要望を満たすことが出来ます。

• ご要望の波長帯での設計・カスタマイズが可能

  お客様のご要望の波長領域に合わせた設計・成膜(コーティング)が可能です。
  透過域のみならず、阻止域での制御も重要な要素です。

  基板の特性やお客様の要望に合わせた設計を行いますので、
  お問い合わせ時に基板種や波長帯、入射角をお申し伝え下さい。

• 作業環境は成膜から検査までそれぞれ必要なクリーン度を維持したクリーンルーム内作業となっており、
  微少膜欠陥(膜中異物等)に対しても万全の体制をとっております。

• 基板調達から成膜まで可能です。
  任意の形状にカットし部品化して出荷することも可能です。
  但し、詳細図面などを頂く必要があります。